陶仙房・須栗平  

■陶仙房の古民家再生
八ヶ岳の麓、茅野市郊外の山あいに有る
60数戸の小さな里山の集落の中に、そこだけ
時間が止まった様に、ぽかんと空いた緑の庭と
どっしりと構えた古い農家だったと言う古民家に出会った。
一昨年、秋に須栗平 と言う涼しげな名前にも魅かれ、
ふと立ち寄た八ヶ岳 岳麓公園のすぐ近くの里山の
深い緑の中に静かに佇む古民家を見つけた。
しばらく庭の古木に腰を下していると、山の工房の厳しさ
とは違う、優しい秋の風と、虫の声、集落ならではの
微かな生活の音が何とも心地よく伝わってきた。
深い山ばかりで暮らしてきた自分には此処は古くから
人の暮しが営まれてきた場所なんだと何だか暖かい
不思議な安心感を覚えた。


こんな場所に自分達のスペースが有ったらどうだろう。
こんな場所に自分達の大切なものや、思いを置ける場所が作れたらどうだろう。

2012年4月、陶仙房の思いを込めた新たな場所作りが八ヶ岳山麓の山あいの集落、
須栗平の古民家から始まる事になりました。蓼科の山の工房同様、自分達の手で直し、
集められた古材などで少しづつ作り上げていこうと思っています。
此処では、山のギャラリーと同様に信州で活動する作家や仲間達の思いのこもった
作品の展示とゆっくり静かにお茶の飲める大人だけの場所として、そして何よりも
陶仙房の思いを伝えていける、そんな場所に出来たらと、思っています。

陶仙房の古民家再生
2012年4月から古民家再生が始まった。長く暮らしていない建物だったので、
かなり傷みもひどく、又、暇を見ての作業になるので長く厳しい戦いになりそうだ。
■2012年4月
4月2日
掃除・片付けから始まる。
破れた障子、ふすまを外すが家が狂っていて中々外れない
4月2日
土間と梁のつくり
牛や馬を飼っていたとの事だか比較的綺麗で助かった
4月20日
建具が外され全体が見えてきた。数字で見るより思いのほか広い。
4月20日
畳も外されて床下の作りが見えてきた。
石基礎、土台の回し、根太、
下地板までみな栗だ。
傷んでいない
■2012年5月
5月10日
断熱材を入れる為床を
全部20cm程下げ、
ついでに石基礎も修正する
5月10日
床を元の板に張り戻し、新たに根太を入れる
5月20日
冬を見越して10cm厚の断熱材を入れる。心配な
所は、スタイロも更に入れる
5月20日
床材が張られる。
この後仕上げのフローリング板が入る。床の仕事に時間を取られる。
■2012年6月
6月2日
農家だから陽が良く当る様にと何も無かった庭。
草ボウボウな庭に木を植える事にした。
6月2日
巨大な穴を掘って川からポンプで水をたっぷりいれ木を植え込む。
6月2日
近所から重機でやっと運んできた

重機で吊って少しづつ・・・
6月2日
大きなモミジ、ツリバナの3本の木を植樹。
やっと庭らしくなった。
6月15日
家具作家Y氏にも参加してもらい、動かなくなっていた建具の修復。戸の微調整。
錆びていた戸車も動き出した
6月15日
手の空いたスタッフが参加して古い壁を少しづつ手間を掛け塗り替えていく
6月15日
外回りも同時に塗り始める。古い弁柄が効いていて驚く
6月15日
全体を塗らずに古い木の良さを残しながら、少しづつ全体の印象が締まってきた
 7月2日
 土間工事。
 修復前の馬小屋も有った
 土間。
 床も壁も穴だらけた
 7月2日
ゴミを片付け壁を修理し土を入れ、その上に砕石を入れ転圧する。土木工事は辛い
 7月2日
信州望月産の鉄平石原石を運び込み並べて高さを調整していく。一人ではもてない石ばかり。重労働だ。
  7月2日
張られた石の周りにモルタル目地を詰め磨いていく。これも腰に来る大変な作業だ。
ギャラリーとしての形が見えてきた
●多忙な8月が終わり、又9月から再生が始まりました
 9月7日
 新たに作ったCafe厨房
 曲げ木の梁も入れて..
 9月7日
 チョウナ
 古い木を削り出す道具
 9月7日
 戸の分解掃除と塗り
 9月7日
 古民家隣の蕎麦畑と
 コスモス
 10月5日
 床、フローリングが
 張られショップらしく
 なってきた
 10月5日
 天井の断熱工事が
 始まる、高い場所なので
 気をつけないと
 10月5日
 霜が降りる前にと屋根の
 塗りも始まる
 10月5日
 目印になる様一足早く
 看板が入れられた
 11月10日
 やっと照明器具が入り
 便利になった
  11月10日
  スタッフ皆で床の
  オイル塗り
 11月10日
 椅子やテーブルも少しづつ
 入る
  11月10日
  近所の蔵の解体を
  頼まれて大変
 1月10日
 屋根の修理も雪前にと
 思ったが雪の中の作業
 に・・・
 1月10日
 全ての軒を塗り終え落ち  着いた色合いになってきた
 1月10日
 遅れがちだが少しずつ
 全体像が見えてきた
 1月10日
 寒さの中の作業。 
 S氏が急遽作った
 仮設ロケットストーブ
 1月31日
 梁の塗り
 女性スタッフ総出で
 高い所の大梁の塗り
  1月31日
  梁の塗り
  1月31日
  一斗缶を利用した
  屋根裏の二重煙突
  1月31日
  やっと入った薪ストーブ
  揺れる炎が心地良い
 2月26日
 時間は掛かったが、
 天井の仕上げ、梁の
 塗りもやっと終わった
  2月26日
  工房に集めていた
  古材の梁を削り出し、
  ギャラリーの準備も
  始まった
  2月26日
  ストーブ周りも大分
  落ち着いて部屋を
  暖めてくれる。
  揺れる灯が嬉しい
  2月26日
  茅野も雪の多い冬だ
  古民家の窓からの
  庭の雪
3月12日
女子スタッフ総出の
仕上げの床塗り
 3月12日
 オイルも塗り込み
 美しくなった床
 3月15日
 冬の為に2台入れた
 薪ストーブの2台目の
 煙突工事
 3月15日
 椅子やテーブルも入り
 落ち着いてきた。
 少し急がないと・・・・
4月18日
増築した厨房も仕上がり器具も入り始めた
4月18日
作家の器も少しづつ
4月18日
最後の仕上げ
Cafeの午後
4月18日
家周りに砕石を敷き詰め
転圧して足場が良くなった
5月14日
準備に大わらわの
スタッフ
5月15日
最後の清掃
5月15日
作品の入った土間ギャラリー
5月15日
工事中ずっと使用していた差し金。無くさない様に必ず入口にかけてあったが今日外した。後2日でOpen!